結城アンナさんトークショー
アンナ流 しあわせのコツ

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2023年10月26日、タレントの結城アンナさんによるトークショーを開催しました
(於:二子玉川ライズスタジオ&ホール、主催:東急イーライフデザイン)。
世代を超えて多くの人が憧れる「アンナ流ライフスタイル」を直接肌で感じようと、
約120名のお客様が足を運ばれました。

生い立ちから
結婚、出産、子育て

 高く透き通るような青空が広がる秋の日、トークショーの会場には早くから開場を待つ行列ができていました。年配の女性、ご夫婦、30〜40代の方まで幅広い年齢層のお客様が来場され、今か今かと楽しみに待つ中、結城アンナさんが手を振りながら明るい笑顔で入場されると、「わー」とどよめきが起こりました。

 スウェーデンで生まれ、日本の高校に通いながらモデル活動をされるようになった経緯から始まり、夫の岩城滉一さん(俳優)との出会い、結婚、出産、子育てなど、映像も交えてこれまでの半生を振り返りながら、トークが進んでいきました。パートナーとよい関係を続ける秘訣を聞かれると、「努力ですね(笑)」と一言。
「私たち夫婦は趣味も性格も正反対なので別行動も多いけれど、二人で最後まで一緒にという思いはいつもどこかにあって。違う人間同士なのだから、お互いが心地よく過ごせるように工夫するのは大事なことだと思います」(結城さん)

講演をしている様子

芸能活動再開、ファッション、
今の暮らし

講演をしている様子

 60歳を過ぎて、雑誌のモデルとして芸能活動を再開された結城さん。会場では、少しの工夫でバランスの良い抜け感を作るコツなど、素敵に見せるファッションのポイントも披露してくださいました。
「好きな格好ができる今がいちばん愉しい。若く見せるのではなく、年齢を重ねた今だからこそ愉しめる、幸せな生活があるよって伝えたいんです」(結城さん)

 もちろん、心身ともに若い頃とは変化しています。さまざまな経験を通して、周囲の人と協力して物を作り上げる愉しさ、仕事への感謝や意味にも気づくようになったといいます。今は、よく歩き、よく寝ること、体によい食事や心の健康のことも適度に考えながら、忙しいときは手も抜きながら、丁寧に暮らすことを心がけているそうです。

介護と看取り、
自分の「終活」

 後半では、二人の母親を介護し、看取られた経験にも触れました。結城さんにとってそれは「苦労」ではなく「経験」だといいます。
「『自分の人生は今こうなんだ』と受け入れることから始まると思います。変えられることと変えられないことを見極めて、受け入れて、その先のステップが見えてくる。日本の介護サービスはスウェーデンに負けないくらい素晴らしいです。必ず誰かが助けてくれます。だから誰かに相談することが大事だと思います」(結城さん)

 介護を通して、自分たちの将来も考えるようになったという結城さんは、少しずつ物を片付けたり、自身の「終活」も始めているそうです。
「変化している世の中で、いざというとき混乱しないように、自分の身辺整理が必要。大事なものと大事でないものを見極めていきたいです」(結城さん)

講演をしている様子

自分を労り
丁寧に暮らしを愉しむ

講演をしている様子

 暑かった夏の影響もあって体調を崩したときに「体の健康と精神的な健康はつながっている」と強く実感したという結城さん。「自分を大切に労ることが大事」というメッセージでトークショーを締めくくられました。会場は終始和やかな雰囲気で、気さくに明るく、時に真剣に語られる結城さんの等身大の語りに引き込まれ、笑ったり、うなずいたりしながら共感している方が多く見られました。
「直接みなさんのお顔を見ながらお話しできるこのような機会は私にとっても貴重。喜んでいただけたらうれしいです」と結城さん。さまざまな経験をやわらかく受け入れつつ、今を丁寧に愉しむ姿は、これからも多くの人を元気づけていくことでしょう。